Blog

1日で作り切る!社内AIハッカソン 開催レポート

なぜ、AIハッカソンを実施したのか

AIの活用はもうどの企業でも当たり前かと思います。アイデア出し、仕様整理、ドキュメント作成、設計、コーディング、自動テスト・・・もうAIなしで業務を進めることは考えられません。
今回は「企画から動くものを作ってプレゼン発表まで」を一気通貫でAIと走りきる——その体験を職種関係なく全員で確かめる場として、AIハッカソンを企画しました。

「ハッカソンのあとは、メンバーがAIをより積極的に使っているように見える。思ったよりも盛り上がった。」

— 運営メンバー

(トップ画像は誰かがいつの間にかAIで作ってたバナー。代表の顔と漢字が微妙に変なのはスルーで。)

ハッカソン前日までの準備

今回は全員ClaudeCodeで開発を行うことに決定。ClaudeCodeについては、安全確保のためにテンプレートを配布しました。また、プログラミングについては、Windowsに影響を及ぼさないよう、WSLの環境を使用することにしました。全員が同じ環境でスタートできるよう、事前にClaude Code勉強会を設け、開発環境構築セミナーを実施しました。

また、本当はアイデアソンから始めて、そのままハッカソンに移行したかったのですが、1日と限られた時間のため、アイデアも事前にSlack上で募集しておきました。今回はテーマを「業務効率化」に決定!

当日の流れ

当日の朝は、AIハッカソンの目的やルール説明からスタート。その後、事前に登録したアイデアについてアイデアピッチを実施。興味あるアイデアに集まる形でチーム決めを行い、複数名チームが3チーム、ソロチームが8チームとなりました。

1日で動かして発表できるところまで持って行くのがルール

時刻 内容
09:30 ~ 開会挨拶、ルール説明
09:50 ~ アイデアピッチ
10:10 ~ チーム決め
10:30 ~ 開発スタート
16:30 ~ 発表会
17:30 ~ 表彰式・まとめ
18:00 ~ デモ展示・みんなで触ってみる会

かなりタイトなスケジュール。昼休み除くと作業時間は実質5時間!

開発時間中の様子

5時間と限られた開発時間中、各チームがどんな様子だったかをお伝えしたいところなのですが、残念ながら私自身が開発に精一杯で見回ってる余裕はありませんでした。。。私の作戦としては、昼休みまでに要件定義と設計を終わらせ、待ち時間が長くなる初回コーディングを昼休みのうちにやってもらおうと考えていたのですが、ランチから戻って画面を見ると「これやってもいい?」のYes待ちで止まっており、ほとんんど何も進んでませんでした。。。

困ったときのサポートとして、CTOと顧問の2名には運営スタッフとして対応をお願いしていたのですが、ほとんどヘルプ要請はなかったようです。その代わりに、AIや開発に詳しいメンバーが他チームに教えにいったり、テーマが「業務効率化」のため、その業務に詳しいメンバーに要件ヒアリングにいったり、自由な交流が生まれていました。

サポート対応が発生せず暇を持て余したCTOが、即席で開発した無駄に装飾の多いカウントダウンタイマー(残り時間で表示が変わる)が時を刻み、開発時間が終了となりました。

発表会&受賞作品

順番に発表、そして表彰式。4名の審査員がそれぞれの感性で受賞チームを選出。機能にこだわり過ぎて動くところまで辿りつけないチームがいくつか出るかもと思っていたのですが、どのチームもちゃんと時間内に「動くもの」を完一通りの形で作り切っており、さすがプロだなと感じました。

表彰式のあとは、自由にお互い作品を実際に見せ合い、「ここはどうやって作ったの?」「ここ苦労しませんでした?」など意見交換会タイム。これもまた有意義な時間になりました。

受賞作品

X(旧Twitter)自動投稿システム
社内勉強会の文字おこしメモから、Xへの投稿をAIが自動化するツール。「通常投稿」「シリーズもの投稿」「リクルート用投稿」「キャラもの投稿」とバリエーションも豊富。審査員への熱烈アピール!も功を奏し、見事受賞しました。

Webページ差分の監視ツール
Webページの変更履歴をスクリーンショットで記録・比較する証跡管理ツール。運用保守業務を手助けする「業務効率化」と、チーム開発でのチャレンジが光りました。

ユーザー問い合わせ自動返信
ユーザから届くお問い合わせ内容をAIが解析し、定型返信が行えるものについて自動返信する仕組み。既存の運用フローに差し込める形で設計されており、実業務に即した設計思想が評価されました。

ドラフト型課題解決システム
Slackなどに流れて消えがちな業務の困りごとをシステムに投稿し、協力者を集めて完了まで追いかけるアプリ。着眼点の鋭さはもちろん、AIを使ったチーム開発での気づきや課題をしっかり言語化した発表も高く評価されました。

その他の作品

  • 交通費精算システム(交通費精算が面倒!という社内の声をストレートに改善するシステム)
  • テスト環境 簡単公開ツール(GitHubからテストサーバへワンクリックデプロイできるエンジニアに刺さるツール)
  • 書籍管理システム(社内にある大量の本の管理システム。普通に開発案件ありそうな正統派。)
  • 社内メンバー状態 可視化ツール(みんなの体調/忙しさなどに応じてSlackアイコンを変化させて可視化する)
  • 動作判定サービス(カメラ映像でリアルタイムに動作を判定し、動きをデータ化するサービス)
  • Dream Car Advisor(高級車のURLを貼ると、社内の賢者3名が本気で試算して、容赦なく現実を突きつけるサービス)
  • ギャルエージェント「アゲみ」(Slack、メール等をチェックし、忖度なし&ポジティブにタスク整理してくれる)
  • 会議をリアルタイムで監視し、議論がずれると「それ何の関係あるんですか?」と指摘してくれる代表向けエージェント
  • 休暇申請システム(休暇種別を選ぶと、AIが合成した”申請者本人っぽい画像”を添えて代わりに申請してくれる)

参加者の声

「FigmaとClaude Codeの連携など、案件で使える機会があれば試してみたい。」 — 開発メンバー

「営業商談でさっとモックが作れたらいいなと思いました。ガンガン使います。」 — 営業メンバー

「業務システムのUIであれば十分納品品質になると感じた。デザイナー主体のフローを作っていきたい。」 — デザインメンバー

一方で「AIは試作・検証のスピードを大きく上げてくれるが、実運用レベルにするには調整が必要」という気づきも多く出ました。動くものを実際に作ったからこそ見える課題があり、それが次のアクションにつながっています。

AIを、日常の開発へ。

今回あらためて実感したのは、1日あればここまでできるということ。実質5時間で11チームが動くプロダクトを発表したという事実が、それを証明しています。日々の開発・営業・設計の現場でのAI活用を、さらに加速させていきます!

MeisterGuild(マイスター・ギルド)広報

Related Entry