2026.4.27
イベント

AIの活用はもうどの企業でも当たり前かと思います。アイデア出し、仕様整理、ドキュメント作成、設計、コーディング、自動テスト・・・もうAIなしで業務を進めることは考えられません。
今回は「企画から動くものを作ってプレゼン発表まで」を一気通貫でAIと走りきる——その体験を職種関係なく全員で確かめる場として、AIハッカソンを企画しました。
「ハッカソンのあとは、メンバーがAIをより積極的に使っているように見える。思ったよりも盛り上がった。」
— 運営メンバー
(トップ画像は誰かがいつの間にかAIで作ってたバナー。代表の顔と漢字が微妙に変なのはスルーで。)
今回は全員ClaudeCodeで開発を行うことに決定。ClaudeCodeについては、安全確保のためにテンプレートを配布しました。また、プログラミングについては、Windowsに影響を及ぼさないよう、WSLの環境を使用することにしました。全員が同じ環境でスタートできるよう、事前にClaude Code勉強会を設け、開発環境構築セミナーを実施しました。
また、本当はアイデアソンから始めて、そのままハッカソンに移行したかったのですが、1日と限られた時間のため、アイデアも事前にSlack上で募集しておきました。今回はテーマを「業務効率化」に決定!

当日の朝は、AIハッカソンの目的やルール説明からスタート。その後、事前に登録したアイデアについてアイデアピッチを実施。興味あるアイデアに集まる形でチーム決めを行い、複数名チームが3チーム、ソロチームが8チームとなりました。

1日で動かして発表できるところまで持って行くのがルール
| 時刻 | 内容 |
| 09:30 ~ | 開会挨拶、ルール説明 |
| 09:50 ~ | アイデアピッチ |
| 10:10 ~ | チーム決め |
| 10:30 ~ | 開発スタート |
| 16:30 ~ | 発表会 |
| 17:30 ~ | 表彰式・まとめ |
| 18:00 ~ | デモ展示・みんなで触ってみる会 |
かなりタイトなスケジュール。昼休み除くと作業時間は実質5時間!
5時間と限られた開発時間中、各チームがどんな様子だったかをお伝えしたいところなのですが、残念ながら私自身が開発に精一杯で見回ってる余裕はありませんでした。。。私の作戦としては、昼休みまでに要件定義と設計を終わらせ、待ち時間が長くなる初回コーディングを昼休みのうちにやってもらおうと考えていたのですが、ランチから戻って画面を見ると「これやってもいい?」のYes待ちで止まっており、ほとんんど何も進んでませんでした。。。
困ったときのサポートとして、CTOと顧問の2名には運営スタッフとして対応をお願いしていたのですが、ほとんどヘルプ要請はなかったようです。その代わりに、AIや開発に詳しいメンバーが他チームに教えにいったり、テーマが「業務効率化」のため、その業務に詳しいメンバーに要件ヒアリングにいったり、自由な交流が生まれていました。

サポート対応が発生せず暇を持て余したCTOが、即席で開発した無駄に装飾の多いカウントダウンタイマー(残り時間で表示が変わる)が時を刻み、開発時間が終了となりました。

順番に発表、そして表彰式。4名の審査員がそれぞれの感性で受賞チームを選出。機能にこだわり過ぎて動くところまで辿りつけないチームがいくつか出るかもと思っていたのですが、どのチームもちゃんと時間内に「動くもの」を完一通りの形で作り切っており、さすがプロだなと感じました。
表彰式のあとは、自由にお互い作品を実際に見せ合い、「ここはどうやって作ったの?」「ここ苦労しませんでした?」など意見交換会タイム。これもまた有意義な時間になりました。
X(旧Twitter)自動投稿システム
社内勉強会の文字おこしメモから、Xへの投稿をAIが自動化するツール。「通常投稿」「シリーズもの投稿」「リクルート用投稿」「キャラもの投稿」とバリエーションも豊富。審査員への熱烈アピール!も功を奏し、見事受賞しました。
Webページ差分の監視ツール
Webページの変更履歴をスクリーンショットで記録・比較する証跡管理ツール。運用保守業務を手助けする「業務効率化」と、チーム開発でのチャレンジが光りました。
ユーザー問い合わせ自動返信
ユーザから届くお問い合わせ内容をAIが解析し、定型返信が行えるものについて自動返信する仕組み。既存の運用フローに差し込める形で設計されており、実業務に即した設計思想が評価されました。
ドラフト型課題解決システム
Slackなどに流れて消えがちな業務の困りごとをシステムに投稿し、協力者を集めて完了まで追いかけるアプリ。着眼点の鋭さはもちろん、AIを使ったチーム開発での気づきや課題をしっかり言語化した発表も高く評価されました。
「FigmaとClaude Codeの連携など、案件で使える機会があれば試してみたい。」 — 開発メンバー
「営業商談でさっとモックが作れたらいいなと思いました。ガンガン使います。」 — 営業メンバー
「業務システムのUIであれば十分納品品質になると感じた。デザイナー主体のフローを作っていきたい。」 — デザインメンバー
一方で「AIは試作・検証のスピードを大きく上げてくれるが、実運用レベルにするには調整が必要」という気づきも多く出ました。動くものを実際に作ったからこそ見える課題があり、それが次のアクションにつながっています。
今回あらためて実感したのは、1日あればここまでできるということ。実質5時間で11チームが動くプロダクトを発表したという事実が、それを証明しています。日々の開発・営業・設計の現場でのAI活用を、さらに加速させていきます!