2025.7.29

「見積もり通りに進まない…」「なぜか追加費用が膨らんでいく…」
WEBシステムやアプリの開発において、多くの企業が経験する“予算オーバー問題”。
これは決して「開発会社が悪い」「発注者が無知だから」という単純な話ではありません。
本記事では、開発費が膨らむ本当の理由と、具体的な対策方法について4つの切り口で解説します。
目次
開発費の予算オーバーが発生する最大の原因は、「最初の要件定義の不十分さ」です。
「こんな感じのシステムが欲しい」「他社のアプリに似たもので」といった、曖昧な要望で見積もりを依頼すると、開発会社は平均的な工数でしか価格を算出できません。
そして開発が始まってから、「やっぱりこの機能もほしい」「使いづらいからUIを直したい」と要望が追加されると、当然ながらその都度費用は膨らんでいきます。
システム開発では、「仕様変更=再設計・再実装」という意味を持ちます。例えば、「フォームに1項目を追加する」だけでも、フロント・バックエンド・DB・APIなど複数の工程に影響し、予想以上のコストがかかります。
特にモックやUIイメージがあると、開発者側の認識違いを減らせるため、「想像と違う!」という悲劇も防げます。
「言った」「聞いていない」の行き違いは、後のトラブルの温床です。
開発プロジェクトでは、途中での進捗共有やレビューの回数が少ないと、完成してから「思っていたものと違う」ことに気づくケースが多発します。このとき修正にかかるコストは非常に大きく、納期の遅延・予算オーバーにつながります。
プロジェクト進行中は、「気になることはその場で確認」を徹底することが、後々のトラブル防止に直結します。
契約の仕組みがプロジェクトに合っていないと、それだけでコストが膨れ上がります。
開発には主に以下の2つの契約形態があります:
| 契約形態 | 特徴 | 向いているプロジェクト |
|---|---|---|
| 請負契約 | 成果物ベース。納品までの責任あり | 要件が明確に決まっている開発 |
| 準委任契約 | 工数ベース。一定期間の稼働に対する対価 | 要件が流動的・柔軟な変更が必要な開発 |
要件がまだ固まっていない段階で請負契約を結んでしまうと、追加要望のたびに追加見積もりとなり、結果的にコストが跳ね上がるケースが多いです。
初期段階では準委任契約で始め、仕様が固まってから請負契約に移行する「ハイブリッド型」も有効です。
開発が完了したからといって、すべてが終わるわけではありません。
WEBシステムやアプリは、リリース後に使ってみて初めて見える課題が多くあります。ユーザーからのフィードバックやバグ修正、機能追加などに対応するためには、運用保守や改修コストが必須です。
これらの費用を開発予算に含めていない場合、「予算オーバー」のように見えてしまうケースが多いのです。
運用費込みでの予算設計をしておくことで、長期的な視点でのコスト管理が可能になります。
開発費が膨らむのは、突発的な問題というよりも、準備や計画、認識のズレによって起こる“必然的な結果”であることがほとんどです。
予算オーバーを防ぐためには:
これらを実行すれば、開発費を「コントロール可能な投資」として計画的に進めることができます。
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