2025.11.12

Webシステムや業務アプリを開発する際、機能の充実や技術的な完成度に注目が集まりがちです。
しかし実際には、「使いやすいUI(ユーザーインターフェース)」こそが、システムの利用率を左右する最重要要素です。
たとえば、どんなに高性能なシステムでも、「操作が難しい」「見づらい」「迷いやすい」といった印象を持たれてしまえば、現場では定着せず“使われないシステム”になってしまいます。
特に近年では、BtoBシステムでもSaaS的な使いやすさが求められるようになっており、UI/UXの質が企業の競争力を左右する時代に変わりつつあります。
この記事では、Webシステム開発において「使いやすさ」と「継続利用」を実現するUIデザインの5つのポイントを、UX(ユーザー体験)視点から具体的に解説します。
目次
UIデザインで最も基本かつ重要なのが、「一貫性(Consistency)」です。
同じアプリケーション内でデザインや操作ルールにばらつきがあると、ユーザーは毎回操作を覚え直す必要があり、ストレスを感じます。
一貫性は、ユーザーの「予測可能性」を高め、安心感を生みます。
「このシステムはいつも同じように動く」と感じさせることが、スムーズな利用体験につながるのです。
補足:
統一されたデザインルールを社内で共有するために、「デザインシステム」や「UIガイドライン」を構築しておくと、長期的な開発でも品質を保てます。
Webシステムは、業務情報や操作ボタンなど多くの要素を表示する必要があります。
しかし、すべての情報を一度に見せようとすると、かえって“何を見ればいいのか”分からなくなってしまうのが人間の心理です。
UI設計では、まず「何を最優先で見せるべきか」を整理することが重要です。
ポイント:
「ユーザーが一瞬で目的の操作にたどり着けるか?」を常に意識して設計する。
UIデザインの役割は“情報を飾ること”ではなく、“情報を導くこと”です。
ユーザーが「使いにくい」と感じる原因の多くは、操作が複雑であることです。
業務システムでは特に、入力や検索、確認などのステップが多いほどストレスが増し、離脱やミスの要因になります。
例:
従来の「検索 → 結果表示 → 詳細確認 → 戻る → 再検索」という流れを、
「結果画面内で直接詳細を展開できるUI」に変えるだけで、作業効率は大幅に向上します。
つまり、「1クリック減らす努力」がUX全体を変えるという意識が大切です。
Webシステムでは、ユーザーが操作した結果がすぐに反映されないと、「反応がない」「エラーかも?」と感じ、混乱や不安を招きます。
このような心理的ストレスを防ぐために、適切なフィードバック設計が重要です。
ユーザーは操作の結果を「感じられる」だけで安心します。
特に業務システムのように日常的に利用するツールでは、こうした小さな工夫が生産性に直結します。
補足:
フィードバックを軽視すると、ユーザーは「不安定なシステム」と判断します。
見た目の美しさよりも、“反応の心地よさ”を設計することが大切です。
近年のWebシステムは、社内PCだけでなくタブレットやスマートフォンからも利用されるケースが増えています。
そのため、デバイスに応じた操作性(レスポンシブデザイン)と、誰でも使えるアクセシビリティが欠かせません。
ポイント:
“誰もがどんな環境でも快適に操作できる”ことが、本当の意味での「使いやすさ」。
デバイスやユーザーの属性を限定しない設計が、Webシステムの価値を高めます。
UIデザインの目的は、見た目を美しくすることではありません。
ユーザーが迷わず、気持ちよく目的を達成できる体験(UX)を設計することです。
今回紹介した5つのポイントを意識すれば、
UIデザイン=機能と人をつなぐ橋渡し。
技術力と同じくらい、デザインの思想がWebシステム開発の成功を左右します。
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