2018.11.14
プロダクト
プレスリリース
ARKit2.0を使って、ARアプリを作りました。
前回、ARKit 2.0については記事を書きました。こちらです。
WWDC(Worldwide Developers Conference)2018で発表されたARKit 2.0の凄さは、AR開発をやっている方ならわかると思うのですが、「ARってポケモンGOみたいなことだよね?」という方には一体何がすごいのかなかなか伝わりづらいと思います。
<参考サイト>
Apple、ARKit 2を発表 – Apple (日本)
簡単に、以下に新機能をまとめてみます。
複数のユーザーが同一空間でAR体験を共有できる「シェアリング機能」が搭載されています。
かなり簡単に言うと【AR空間を保存したり、他の人と共有できる】ようになりました。
今までだと、Aさんのスマホ画面ではAR空間にボールが見えていても、Bさんのスマホ画面では同じ位置にボールは表示されません。
これが、ARKit2.0ではBさんのスマホ画面でも、Aさんに見えているボールが見えるようになりました。
なので、友達と同じゲームを同じAR空間内で遊んだり、一緒にプロジェクトを進めたりといったことが可能になりました。
ARアプリで一度利用したオブジェクトを空間に記録することが可能になります。
これは、一度ARでオブジェクトを配置すれば、アプリを閉じて再度開いた場合も、同じ場所にオブジェクトが出現します。
オブジェクトの再利用が可能になることで、パズルゲームを途中から続けたり、数週間に渡るプロジェクトの制作をやり直しせずに進めたりなどができるようになります。
というわけで、ARKit2.0を試してみたくてデモアプリ作ってみました。
本当はもっと早く公開したかったのですが、もっとこうした方がいいんじゃない?とか、他の優先度が高い開発が割り込んだりで、ずいぶん遅くなってしまいましたが。
1.事前に空間を認識させ、空間マップ情報を保存する。
2.Aさんが空間のどこかに宝箱を設置し、Bさん呼んでくる。
3.Bさんが宝探しスタート
→ Aさんが宝箱を置いた位置に、Bさんのスマホでも宝箱が表示される。(ここがARKit2.0スゴイところ。)
いろいろ書きましたが、動画見てもらった方がわかりやすいと思います。
イベントとかで宝探しゲームとかしたら面白いんじゃないかなぁなんて思います。
スタンプラリーやオリエンテーリングみたいな感じで使えます。
このARkit2.0を使った形はiOS12(iPhone6S)以降じゃないと対応できないのですが、他の技術を使えば古いiOSやAndroid端末でも、似たような宝探しARを実施することも可能です。
<過去、実際にイベントで使われたアプリ>
たみまるウォッチ – ITAMI GREENJAMで遊べる無料アプリ ※現在はダウンロード不可です。
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当社ではAR,VR,MRを使った開発を行っています。
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